無所属県民会議の関係県議が県南西部(朝霞・志木・新座・和光市域内)に新たな児童相談所の設置を求める要望書を大野元裕知事に提出いたしました。

以下要望書全文

埼玉県知事
大 野  元 裕 様

県南西部(朝霞・志木・新座・和光市域内)に新たな児童相談所の設置を求める要望書

令和元年12月20日

埼玉県議会 無所属県民会議

県南西部(朝霞・志木・新座・和光市域内)に新たな児童相談所の設置を求める要望書

埼玉県の児童相談所の通告件数は、平成25年度は4,255件でありましたが、5年後の平成30年度には1万2,597件と短期間で約300%増となっております。
一方で、埼玉県の平成30年度の児童福祉司1人当たりの相談対応件数は73件であり、全国平均の49件と比べ突出して多い状況となっています。
こうした状況下において、埼玉県で悲惨な虐待事件を起こさないためには新たな児童相談所の設置による体制強化が重要であると考えます。
特に、全国の児童相談所の管内人口の平均が58万9,000人となっている中、川越児童相談所と所沢児童相談所にあっては、それぞれ110万人を上回っており、平均の約2倍に及んでいます。
私たちの朝霞市、志木市、新座市、和光市からなる所謂「朝霞四市」は、現在も人口増加を続ける稀有な地域であり、若年人口・子育て世代の多い地域であります。しかし都市部であるが故に孤立する世帯も多く、また管轄する所沢児童相談所から距離的にも離れているため、県南西部、とりわけ朝霞四市域内に新たな児童相談所を設置すべきであると考えます。

つきましては、このような状況を踏まえ、下記のとおり、要望いたします。

1 一刻も早い設置実現に向け、令和2年度予算において調査費等の計上し、早急に検討を進めること

2 朝霞、志木、新座、和光の各市と連携し、実現に向けた情報の共有を進めること

3 朝霞四市域内に設置することを想定し、域内の県有地の利活用について検討を進めること

以上

令和元年12月20日

埼玉県議会 無所属県民会議
鈴木 正人  志木市
醍醐 清  朝霞市
井上 航  和光市
平松 大佑  新座市